胚移植に対する鍼灸の効果とは?
SR鍼灸烏丸では胚移植時に鍼灸をすることを推奨しています!
鍼灸を受けるタイミングとしては移植日の前後を挟むように施術することにしています。なぜそういったタイミングでの施術を推奨しているかというと、妊娠率アップするからです。
2020年に発表された論文(1)で胚移植前後の鍼治療は妊娠率が変化するのかを調べたものがあります。
詳細は下記の通りです。
調査の期間は2018年5月〜2020年4月、その期間に凍結融解胚移植を行った患者さんが対象となり、鍼灸を受ける人、受けない人でグループを分けます。鍼灸を受けるグループの人は胚移植の前後に30分施術を受けることになっています。
合計654周期が分析され、BMIや年齢などの基本情報は両グループともに同じでした。鍼灸を受けた人と受けていない人では※1臨床妊娠率が60.6%と46.95%となり鍼灸を受けた人の方が有意に高かったです。
さらに※2PGTを受けて正常胚を移植した患者さんの臨床妊娠率は鍼灸を受けた人は73.93%、受けていない人は63.29%とここでも鍼灸を受けた人の方が有意に高かったです。
※1 臨床妊娠率とは移植14日目に胎嚢確認がされたもの
※2 着床前診断
前回の投稿でも鍼灸は不妊症に対して有効であると記載しましたが、今回のこのような報告からも鍼灸は妊娠率を高めるのに必要になってきます。
そしてSR鍼灸烏丸ではスーパーライザーも導入しております。鍼灸+スーパーライザーで体の調子を整えつつ病院も併用し、ベストなタイミングで鍼灸を受けられるようにスケジュールを組み立ててご相談させていただきます。
現在胚移植などでお困りの方はぜひ一度ご相談ください。ご連絡お待ちしております。
(1)Lauren Grimm,Kate Phillippi,Lamya Kamel,et al:GETTING STRAIGHT TO THE POINT: DOES INDIVIDUALIZED PRE- AND POST-EMBRYO TRANSFER ACUPUNCTURE INCREASE PREGNANCY RATES?
SR鍼灸烏丸 辛島 充