当院の不妊鍼灸について

不妊・不育治療

鍼灸治療の大きな効果は、卵子の質・子宮内環境を改善させることです。

不妊治療は、女性に心身ともに大きな負担がかかります。しかし、人工授精や体外受精などを何回行っても上手くいかないこともあります。卵子の質は、年齢とともに低下していくため、受精（体外受精も含む）してもなかなか良い状態の胚盤胞（受精卵）とはなりません。

鍼灸治療は、卵巣血流を増加させることで卵子の質を改善させ、良質な胚盤胞への分割をサポートします。

また、体外受精での胚盤胞獲得率の上昇も期待されます。

胚盤胞（受精卵）の質がよくなってもそれを受け入れる子宮の状態が悪いと妊娠することは出来ません。鍼灸は、卵巣と同様に子宮の血流量を増加させることで子宮内環境を向上させることが期待されます。子宮内膜が厚くならない人が鍼灸により改善されることもしばしばあります。また、子宮の緊張状態を緩和させることで、子宮が胚盤胞（受精卵）を受け入れやすい状態となることも分かっています。

卵子の質の改善と着床しやすくする治療は異なるため、当院では患者さんの不妊治療の段階や今後の予定などをしっかりと話し合うとこで共有し、最善の治療を行えるようにしています。

適応症状

• 多嚢胞性卵巣症候群と診断
• 子宮内膜症（チョコレート嚢胞）と診断
• 病院の検査では異常がないのに妊娠できていない方
• 胚盤胞が獲得できない、または獲得数が少なく卵子の質を改善させたい状態
• 採卵を行なっても卵子の獲得個数が少ない状態
• 着床率が低い、または着床が継続しない状態

※これらの症状が併発している場合も適応となります。

タイミング法・人工授精・体外受精を行われる方、またはお考えの方は一度ご相談ください。

逆子治療
逆子は、３２週以降には矯正率が低下するため、出来る限り早い段階での受診をお勧めします。また、治療と同時に自宅で行えるセルフケアの指導も致します。

適応症状

• 精子の数が少ない状態や、質が悪い状態（乏精子症など）
• 精子の運動率が低い状態（精子無力症）
• 精子の正常形態率が低い状態（奇形精子症）
• 精子の断片率が高い、または精漿中の酸化ストレス度が高い状態

※これらの症状が併発している場合も適応となります。
※精子数の増加と精子運動率の上昇鍼治療により精巣の支配神経・血管を刺激することで、造精機能の向上（精子数の増加）や精子運動率の上昇が認められています。

タイミング法・人工授精・体外受精を行われる方、またはお考えの方は一度ご相談ください。